2024年2月29日に青葉公会堂1号会議室にて、活動報告会を開催しました。あおばエール協力店の4年間の歩みを振り返り、今年度取り組まれた各協力店さんの活動を紹介しました。
非常にたくさんの取組が行われ、事務局としては準備までの数か月間、嬉しい悲鳴を上げておりました。このような取り組みが日常的に行われ、よりつながりが広がる青葉区になるよう、これからも地道に取り組んでいきたいと思いました。
当日の配布資料はこちらからダウンロードができます!
4月8日(月)16時~報告会を収録した動画をスタジオシフォンさんのYouTubeチャンネルにて公開予定!
開会のご挨拶・あおばエールプロジェクト4年間のあゆみ

事務局である「ほっぷ」と「すてっぷ」の責任者、添田所長から開会の挨拶。コロナ禍でのプロジェクト発足から3年経ちましたが、登録店も増え、取り組みも広がりました。
続いて事務局の帆苅より、4年間の歩みとプロジェクトの現状についてご報告いたしました。
ふれあい福の市〜テラスでツナガル福祉の輪〜

最初の報告は、11月に実施したたまプラザーテラスで行われた「福の市」についてです。アントワープの小柳さんとたまプラーザテラスの石上さんからご報告いただきました。イッツコムさんで放映された動画をみなさんで視聴し、当日のにぎわいぶりを振り返りました。大きな商業施設にて多数の来場者があったということで、当事者の方の活動や自主製品など、周知が広がりました。
これだけ大きな規模で実施している福祉イベントはなかなか例がないと思います。
Apero 自閉症の方のためのアート教室

インド刺繍の教室とレンタルスペース/カフェを運営しているAperoさんでの実践事例です。教室に通っている「ひろさん」は小さい頃から絵を描くのが好きで、個性的な作品を創作されています。ひろさんの母は、絵やイラストだけでなく、もっと本人の可能性を広げたいということで、刺繍教室に通われるようになりました。ご本人がやりたいようにやってみること、そのことがご本人の居場所として定着し、常に笑顔で過ごせる場所になっています。「刺繍教室なのに刺繍はほとんどやっていないし、それでよい」という、本人の希望や感性を真ん中に置いた指導方法に、はっとさせられるものがありました。普段、障害のある方を支援している方にこそ、是非知っていただきたい取組と感じました。
Cheereup! 地口リエ・油絵作品展

ジョルニカフェ玄さんにて、障害のある当事者さんの作品展示を行いました。店主の中井さんや、作者の地口さんとご家族、それぞれの地域に対する思いを伺いました。
お店の空間が明るくなっただけでなく、関わった方のおもいがつながり、来店される方をふくめ、たくさんの方が元気になれる取り組みとなりました。
3月いっぱいまで作品展は行っていますので、是非足をお運びください。
夏休みお買い物体験講座

ユーコープ桜台店のご協力で会議室をお借りて開催したこの講座、NPO法人ユメソダテの方に講師をしていただき「ニコニコイン」の使い方を障害のあるご本人と親御さんで学び、自信がついたところで、実際に買い物をしてみよう!というプログラムでした。
講師をしていただいた升岡さんにゲストスピーカーとしてお越しいただき、今回の講座の意義についてお話しいただきました。講座に参加した店長さんとのインタビューの内容もご報告しています。
松岳院 大晦日鐘撞でのノベルティ配布の取組

大晦日に行われる鐘撞。鐘を撞きに来た地域の方に障害事業所さんがつくったお菓子を配布する取組で、2年連続で取り組まれています。2年目は、納品に来た利用者さんが住職さんと交流する機会を持ちました。この取り組みをコーディネートしたあんしんキーパーの村上さんからは「是非たくさんの障害事業所さんにかかわっていただきたい」というメッセージをいただきました。
ドツテテ柿の木台 当事者さんがつくった手編みグッズの販売

当事者さんがつくった帽子や手袋など、手編みグッズをお店においていただき販売することができました。障害事業所さんの自主製品がお店においてあるのは珍しいことではありませんが、個人のプロダクトがお店においてあるのはあまり例がないのではないかと思います。
クリスマス前にはプレゼントにちょうど良いということで、ご好評いただいたそうです。作った当事者さんも「編み物は精神的にも落ち着けるし、それを役に立てていただけるなら一石二鳥です」とやりがいを感じられているようでした。今後もこう言った販売できるグッズや商品を置いていただけるとのことですので、是非お問い合わせください!
さつきが丘地域ケアプラザ ほっぷのつどい/認知症カフェ
青葉台地域ケアプラザ LaLaLu Club

どちらの取組も、地域のあんしんキーパーのみなさんのご協力により、当事者の方と一緒に余暇を過ごせる場を定期的に作ろうということで取り組まれています。その中であおばエール協力店に登録しているお店をみんなで利用するなど、協力店/キーパーさん/ほっぷの登録者さん(地域の障害のある当事者さん)がそれぞれを知り合う良い機会になっている旨、報告がありました。
さつきが丘近辺に在住のあんしんキーパーさんはチームオレンジのメンバーにもなっている方がおり、そのつながりから、青葉台の更科さんを認知症カフェの会場として行う予定になっている旨、報告がありました。
閉会のあいさつ

最後に、青葉区役所・障害担当の板垣係長より閉会のご挨拶をいただきました。
知的障害のある方がいつも食べるメニューを覚えていてくれるお店のお話、ちょっとほっこりしました。
あおばエールへの「エール」をいただき、ありがとうございます!
あおばエール協力店・交流会を開催しました!

今年度は、お昼だけでなく、夜の時間も設定してみました。
協力店の方や、ほっぷの登録者のご家族の方、事業所の方など、いろいろな方にお集まりいただき、濃度の濃い交流ができました。
あんしんキーパーのTさんからは、故郷の味、愛媛みかんの差し入れもいただきました。
(めっちゃおいしかったです!ありがとうございました。)
3丁目カフェさんのお食事もとってもおいしかったです。店主の大野さん、本当にありがとうございました!
ご報告、ご登壇いただいたみなさん、
動画の収録をしていただいたスタジオシフォンの青柳さん、西谷さん、
ご協力いただきまして、本当にありがとうございました。
報告会の詳しい内容については、4月に公開されるYouTube配信を是非ご覧ください。
